著者
岡本 英之 神子 一男 手島 卓也 西村 夏哉 春日 健 大室 仁 吉江 央樹 原 育成 久保田 能徳
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. LQE, レーザ・量子エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.107, no.71, pp.13-18, 2007-05-18

我々は可視光領域で発光可能なEr^<3+>添加フッ化物ファイバ(F-EDF)を信頼性の高い通信用974nmLDで励起し、アップコンバージョンレーザ(543nm)を構成した。レーザの目標特性として、CW発振で安定(RMS<0.1%)、かつ高出力(シングルモード出力>10mW)としており、現時点ではRMS<3%程度のノイズが確認されている。これまでに、緑色光の安定発振にはESA(^4I_<13/2>→^2H_<9/2>)制御の必要性が示唆されているが[1][3〜7]、発振機構に不明確な点がある。今回は、850nm発光と543nm発光の時間変動を比較し、発光過程を調査した。
著者
清水 直樹 家根 旦有 岡本 英之 細井 裕司
出版者
日本小児耳鼻咽喉科学会
雑誌
小児耳鼻咽喉科 (ISSN:09195858)
巻号頁・発行日
vol.29, no.1, pp.29-32, 2008 (Released:2012-09-24)
参考文献数
11
被引用文献数
1 2

奈良県立医科大学耳鼻咽喉科では1990年から2006年の過去17年間に7例の小児甲状腺癌を経験した.これは当科で手術を施行した甲状腺悪性腫瘍全体の1.6%に相当する.性別は男性3例,女性4例で,年齢は8~16歳,平均年齢は11.6歳であった.病理組織型は,乳頭癌6例,濾胞癌1例と,成人同様乳頭癌が多く認められた.乳頭癌のうち,びまん性硬化型乳頭癌と診断した症例が1例,充実濾胞型の増殖を示した症例が1例あった.また全例に頸部リンパ節転移を認めた.甲状腺全摘術を施行した2症例は,術後一時的に気管切開を要した進行例であった.肺転移が認められた症例が3例あり,そのうち2例に衛後アイソトープ治療を施行した.小児甲状腺癌の予後は成人と比較し良好であると報告されているが,初診時から周囲組織への高度浸潤を認める症例や,遠隔転移をきたすなど進行癌である場合も多く,治療方針の選択には十分注意する必要であると考えられた.
著者
小澤 由行 増田 正夫 岡本 英之
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
動力・エネルギー技術の最前線講演論文集 : シンポジウム
巻号頁・発行日
vol.2002, no.8, pp.393-398, 2002-06-14
被引用文献数
3

Technologies for the load-leveling of electricity do not directly contribute to the reduction of CO_2 emission which is now the critical political issue in development in the energy field. Though lowering of the load factor is inevitable from a natural feature and a socio-economic activity of Japan, it is a great social loss, considering the operation time of the large-scaled centralized power stations. In this development, we aim at the preparing the technical alternative for the load-leveling and pioneering the new field for hydrogen energy uses in the near future. Here we describe the test fabrication of an reversible cell with enlarged-electrode area to prospect to the technical feasibility of kW-class cell stack and the system integration among a water electrolysis, a hydrogen storage and a fuel cell to optimize both functions of co-generation and energy storage.