著者
古本 勇記 峯松 信明 廣瀬 啓吉
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. EA, 応用音響 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.32, pp.25-30, 2002-04-18

本報告では,これまで定常音とみなせる音でしかなされなかった音のモーフィングを,非定常音,なかでもドラム音に対して行う.ウェーヴレット変換を用いた年行研究[4]の分析手法をモーフィング用に改良してドラム音のパラメトリックな表現を得,このパラメータの補間によりドラム音のモーフィングを実現する.バスドラム(BD)・スネアドラム(SD)・タムドラム(TD)に対してモーフィングを行い,提案手法のモーフィングの品質と,モーフィング率と原音への心理的類似性との相関を調べる聴取実験を行った結果,全般的に高い品質でモーフィングが実現できていることが示された.
著者
古本 勇記 山根 克 中村 仁彦
出版者
一般社団法人日本機械学会
雑誌
ロボティクス・メカトロニクス講演会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.2000, 2000

近年, 情報メディアの中心になるであろう動画作成の手段としてCGが注目を集めているが, CGでは人間などの生体の自然な動作を再現することに莫大な時間と労力を要する。そのため容易に人間動作生成を行なうための研究が進められているが, 本研究ではそれらを踏まえて, より人間らしい動作の生成を目的とし, CG上のキャラクタに力を入力として加えることでよろめく, 踏みとどまる, といった動作の生成をインタラクティブに行なうことを試みる。