著者
叶 霞飛 青島 縮次郎 宿 良
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木計画学研究・論文集 (ISSN:09134034)
巻号頁・発行日
vol.12, pp.665-672, 1995-08-31 (Released:2010-06-04)
参考文献数
8

本論文では鉄道縦断線設計最適化の新しいモデルを提案する.まず, DPの手法を用いることにより, 目的変数と勾配変更点の位置との関係を陽関数の形で定式化する複雑性を回避し, そして鉄道縦断設計線の勾配変更点と設計標高を同時に最適化させることを可能にする.そして, 筆者らが開発したBスプライン関数を用いた鉄道縦断線設計の最適化モデルより得られた鉄道縦断設計線を本モデルの出発解とすることにより, DPモデルにおける状態ベクトルの次元を大いに減少させ, 効率的な最適化モデルを構築する.さらに, 中国でのデータを用い, 提案したモデルの実用性を検証する.