著者
吉国 洋 中ノ堂 裕文
出版者
土質工学会
雑誌
土質工学会論文報告集
巻号頁・発行日
vol.17, no.3, 1977

三軸圧密試験から粘土の圧密諸係数を求める際, 一般に, Da Silveira解が適用されている。しかし, この解は変形条件を考慮しないTerzaghi理論からの解である一方, 試験結果からはK_0圧密と等方圧密とで圧密速度が異なることが知られている。そこで, 筆者らは, D_3 Silveiraの解をどのような変形条件にも適用可とすることを疑問とし, それぞれの目的に適切な変形条件下における三軸圧密試験での理論解析解を求めている。1)平均鉛直荷重一定条件下でのK_0圧密, 2)半径方向荷重一定条件下でのK_0圧密, 3)荷重一定の条件下での等方圧密, 4)半径方向荷重一定, 鉛直ヒズミ零の条件下の圧密という4種の条件下についての解を無次元表示している。この結果, 三軸圧密試験における圧密速度が変形条件と粘土のポアソン比に依存すること, 1)の条件下でDa Silveira解が成立すること, Mardel-Cryer効果が三軸圧密時に生じること等を結論している。