著者
吉岡 朋彦
出版者
東京工業大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2008

金属基材からなる細胞親和性の高い薬剤溶出ステントの開発を目的とした。Niを含まないステンレス合金を用い、表面酸化物組成を熱処理によって制御することで、金属と薬物担持層のアンカー分子であるγ-aminopropyltriethoxysilane (APS)を多量かつ安定に固定化できることを明らかにした。APS固定化表面は、未処理表面より正常ヒト臍帯静脈内皮細胞の伸展性に優れていた。