著者
吉田 如子
出版者
京都産業大学社会安全・警察学研究所
雑誌
社会安全・警察学 = CRIMINAL JUSTICE AND POLICING (ISSN:21885680)
巻号頁・発行日
vol.4, pp.127-135, 2018-03

0.はじめに1.DV、児童虐待に関する通報・相談件数の増加2.日本の警察官に対するDV、児童虐待事案への介入に関する統制3.DV、児童虐待事案に関する警察官の経験と意識3.1.法箴言等の影響およびその影響の減少について3.1.1.家族観の変化3.1.2.警察官の社会的現実3.1.3.警察官の職務に関する規範意識3.2.通達の影響、特に被害届についての姿勢3.2.1.暴行事案への積極的な対処3.2.2.被害の届出がない場合でも強制捜査を含め立件を検討3.3.組織、人員など資源の拡充について4.結びに代えて
著者
吉田 如子 Naoko Yoshida 明治大学客員
雑誌
社会安全・警察学 = Criminal justice and policing (ISSN:21885680)
巻号頁・発行日
vol.2, pp.1-16, 2015-12

はじめに1.警察と警察活動――Islington Crime Survey でほぼ決着した理念論争2.正統性追求、警察官職業文化と女性警察官3.日比女性警察官調査から窺えること――英米の経験的研究を踏まえて結びにかえて
著者
吉田 如子
出版者
明治大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2009

本研究においては、調査票調査と面談調査という、量的および質的調査法を駆使することにより、従来の警察研究においてほぼ無視されてきた、組織運営と政策立案・策定をその職務の中心とする都道府県警察幹部警察官の存在を確認し、彼らのキャリアパス、研修内容、都道府県警察外への出向経験等と、それらの経験が日本警察運営とその政策策定、さらには地方自治体における行政、政治両部門における力関係にもたらす影響を詳らかにすることができた。