著者
重野 寛 吉田 徳文 大平 千里 横山 光男 松下 温
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.40, pp.1407-1408, 1990-03-14

ネットワークレイアウトの自由度を考慮した場合、無線通信はケーブルで物理的に接続する必要がないため、端末の持ち運びが可能になり、通信媒体として有望である。しかし、無線のみによるネットワークシステムは、回線品質の問題や、通信開始、終了時におけるオーバーヘッドの存在により実用的なシステムを実現するのが困難と思われている。そこで、レイアウトの自由度を損なうことなく満足のいくスループットを確保するために、上位ネットワークの通信には既存のLANを用い、下位ネットワークには、通信媒体として無線を用いるような2層構造を構造を持つネットワークシステムを提案する。