著者
吉野 秋二
出版者
京都産業大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011

本研究は、文献史学の立場から、寺院史史料を活用して、日本古代の地域社会の実態を復原し、評価したものである。本研究は、広隆寺周辺地域、善通寺周辺地域を主要対象地域とする。これらの地域は、資財帳や荘園絵図など地域景観を、時代を通じて、面的に考察し得る史料をもつ。本研究では、寺院経済史的見地からこれらを活用し、歴史地理学・考古学分野の調査・研究成果も踏まえ、古代地域社会の実態をリアルに復原した。