- 著者
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名知 祥
- 出版者
- 岐阜大学
- 雑誌
- 若手研究(B)
- 巻号頁・発行日
- 2009
臨床的な敗血症・腹膜炎モデルである盲腸穿刺腹膜炎(CLP)マウスモデルを作成し、抗菌ペプチドを投与する事で治療効果を検討した。そのまま閉創する群(control群)と抗菌ペプチドを腹腔内投与してから閉創する群(peptide群)を作成したところ、Peptide群は有意に生存日数が延び、IL-6、TNF-α、血中エンドトキシン値も低値であった。以上から抗菌ペプチドは、CLP モデルへの投与で有意に生存日数を延ばすだけでなく、炎症反応も抑え治療効果があると考えられた。