1 0 0 0 OA 胆嚢結核の1例

著者
吉武 明弘 金井 歳雄 高林 司 中川 基人 川野 幸夫 向山 小百合 鳥海 史樹
出版者
一般社団法人 日本消化器外科学会
雑誌
日本消化器外科学会雑誌 (ISSN:03869768)
巻号頁・発行日
vol.34, no.9, pp.1415-1418, 2001 (Released:2011-06-08)
参考文献数
9

症例は73歳の男性. 主訴は右季肋部痛. 画像検査で胆嚢底部の著しい拡張と胆嚢結石を認めたため, 開腹手術となった. 術中所見では, 胆嚢体部のくびれと底部の著しい拡張と腹壁への浸潤を認めたため, 腹直筋の合併切除を伴う胆嚢摘出術を施行した. 底部の内溶液は米のとぎ汁状で, 培養検査で結核菌が証明された. 術後1年間の抗結核剤の投与を行った. 本症はきわめてまれであるが, 結核を疑うことが診断に結びついた.