著者
呉 慧太 上田 慎治エジウソン 寺内 文雄 青木 弘行
出版者
Japanese Society for the Science of Design
雑誌
日本デザイン学会研究発表大会概要集
巻号頁・発行日
pp.149, 2013 (Released:2013-06-20)

飲料は、容器の形状や材質によって味の印象が変化する。また、ワインやビールなど一部の嗜好品には、それぞれの味や香りの特徴に合わせた様々な形状の容器が存在する。それらは形状により、飲料の流れや、香り方を変化させることで飲料を美味しくしている。そこで日常的に飲む飲料でも、特徴に合った形状ならば、より美味しくなる可能性があると考えた。 本研究では、容器形状が飲料に与える影響を明らかにし、それに基づく飲料容器の提案を目的とした。 普段飲む飲料に関する調査から冷めたコーヒーに対する不満が多く見られたため、冷めたコーヒーでも最後まで美味しく飲める飲料容器の提案を考えた。 様々な形状をしたコップのモデルで実験を行い、冷めたコーヒーの不快な特徴を打ち消すような飲料容器を制作した。それらを用いて印象評価を行い仮定の実証と、新たな課題の発見をした。