著者
唐釋玄奘譯
巻号頁・発行日
1000

元代刊本。普寧寺版大蔵経のうちの1巻。普寧寺版大蔵経は至元年間(1264-94)に杭州の大普寧寺で開版された私版大蔵経。別称、元版一切経。日本にも多く伝来し、「大正新修大蔵経」の対校に用いられた増上寺蔵本などが現存する。本版は至正年間(1341-67)印本。「至正年月日」(年月日の数字は空白)の大蔵経印成願文を本文と別紙で帖末に貼付し、高麗国通直郎典校寺丞李允升夫妻が父母の追善のため印成し、古阜郡万日寺に奉献する旨を記す。「阿毘達磨大毘婆沙論」は北インドの仏教宗派・説一切有部の根本聖典「発智論」を解釈した論著。200巻。唐玄奘訳。
著者
唐釋玄奘譯
巻号頁・発行日
1000

大乗仏教の基本的教義が書かれている長短様々な般若経典を集大成したもの。600巻。通称「大般若経」。本写経は書風などから奈良時代、和銅・天平(708-48)の頃の書写とされる。料紙は黄穀紙。毎半折4行、有界、界内大きさ19.6×1.8cm。原表紙を付す。巻末に、鳥子紙の色紙裏を継ぎ、近世初期の筆跡で、和銅経の1本に拠る願文を補写し、和銅経の1巻と伝えられてきた。和銅経は和銅5年(712)長屋王が文武天皇の崩御を悼み、「大般若経」を書写供養したもので、滋賀県甲賀郡の太平寺などに200巻余が伝わる。日本の写経としては稀有な、無界であることを特徴とするという。
著者
唐釋玄奘譯
出版者
經厰刊
巻号頁・発行日
vol.[10], 1592
著者
唐釋玄奘譯
出版者
經厰刊
巻号頁・発行日
vol.[9], 1592
著者
唐釋玄奘譯
巻号頁・発行日
1000

大乗仏教の基本的教義が書かれている長短様々な般若経典を集大成したもの。通称「大般若経」。本写経は平安末期写。河内国誉田(こんだ)八幡宮旧蔵の「大般若波羅蜜経」600巻のうちの8巻。誉田八幡宮の神宮寺は御冷泉天皇(在位1045~68)の信仰により建立されたもので、その当時の書写といわれる。表紙は渋引きの茶褐色。中央上部に書名と巻数を墨書し、左側下部に「誉田八幡宮」と同筆の墨書がある。