著者
國本 桂史
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究作品集 (ISSN:13418475)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.6-9, 2007

現代人の食生活には多種多様な内容が混在する。東アジア圏は箸の文化であるが、箸だけでなくナイフ・フォーク・スプーン等のカトラリーも日常的に用いられ、食卓において、欧米の料理に適応した仕様のカトラリーが主に用いられている。新しくカトラリーをデザインするにあたって、「シンプルでありながら、美しく、調和のとれた形状で、和・洋・中のどの食材・料理にも使いやすいカトラリー」、「使い心地を考え人間工学的機能性」をデザインのメインテーマとした。パッケージは環境を考慮した再利用可能な素材や印刷を用い、形状にも新しい提案を行い、カトラリーとの構成でゼロエミッションを具体化した。
著者
國本 桂史
出版者
日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究作品集 (ISSN:13418475)
巻号頁・発行日
vol.12, no.1, pp.38-41, 2007

本プロジェクトは、単なる商品ブラント開発としてではなく、日本文化の持つ色彩感覚をキーコンテンツとする新しいアプローチを行うために、「日本の伝統100色」と言うカタチで伝統の色を中心に、日本の文化や日本固有の感性の情報というコンテンツをとりいれた商品計画を立てた。本プロジェクトは、その手法として日本人が四季折々の生活の中で継承してきた日本の伝統色から100色をセレクトして商品開発を行った。伝統100色の商品ラインアップは、ベビーウェア、Tシャツ、ルームウェア、食器、タオル、マイクロクッションなどである。これらを日本の伝統の色彩感や文化をコンテンツにした新しいものづくりのアプローチとした。