著者
園田 柊平 笹本 智弘
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.71, pp.2789, 2016

<p>1次元ASEPに対し、弱非対称極限を取ることで、1成分KPZ方程式に収束することが知られているが、多成分KPZ方程式に収束するミクロな多粒子系は未だ知られていない。本講演では、異常拡散モデルの一つである運動量交換モデルを簡略化した、2成分の保存量を持つBernardin Stoltzモデルに対し、相互作用が戸田ポテンシャルで表される場合では、BSモデルが2成分KPZ方程式に収束することを解析的に示す。</p>