著者
笹本 智弘
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.74, no.6, pp.380-381, 2019-06-05 (Released:2019-10-25)
参考文献数
3

特別企画「平成の飛跡」 Part 2. 物理学の新展開非平衡系における普遍性と数理――KPZ方程式を例として
著者
笹本 智弘
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会誌 (ISSN:00290181)
巻号頁・発行日
vol.72, no.5, pp.318-319, 2017-05-05 (Released:2018-05-05)
参考文献数
3

現代物理のキーワード非平衡ゆらぎの普遍性
著者
笹本 智弘
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.79, no.6, pp.881-925, 2003-03-20
被引用文献数
3

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
笹本 智弘
出版者
物性研究刊行会
雑誌
物性研究 (ISSN:05252997)
巻号頁・発行日
vol.96, no.1, pp.26-29, 2011-04-05

この論文は国立情報学研究所の電子図書館事業により電子化されました。
著者
園田 柊平 笹本 智弘
出版者
一般社団法人 日本物理学会
雑誌
日本物理学会講演概要集
巻号頁・発行日
vol.71, pp.2789, 2016

<p>1次元ASEPに対し、弱非対称極限を取ることで、1成分KPZ方程式に収束することが知られているが、多成分KPZ方程式に収束するミクロな多粒子系は未だ知られていない。本講演では、異常拡散モデルの一つである運動量交換モデルを簡略化した、2成分の保存量を持つBernardin Stoltzモデルに対し、相互作用が戸田ポテンシャルで表される場合では、BSモデルが2成分KPZ方程式に収束することを解析的に示す。</p>
著者
笹本 智弘
出版者
千葉大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2010-04-01

界面成長を記述するKardar-Parisi-Zhang(KPZ)方程式や、その離散版モデルの揺らぎについての研究を行った。特にレプリカ法とよばれる手法を用いて定常状態における1次元KPZ方程式の高さ分布と時空2点相関関数に対する明示的な表式を求めることに成功した。これらの量はこれまでいくつかの物理的な手法を用いて調べられていたが、近似無しに表式が得られたのは大きな進展である。また、非対称排他過程やq-TASEPと呼ばれる離散モデルに対して双対性を用いることにより、見通しよく揺らぎの性質を理解出来る事を示した。さらに多点分布や多成分系に対する揺らぎについてもいくつかの成果を得た。