- 著者
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土井 芳憲
- 出版者
- Japanese Society of Tea Science and Technology
- 雑誌
- 茶業研究報告 (ISSN:03666190)
- 巻号頁・発行日
- vol.1983, no.57, pp.13-17, 1983-06-01 (Released:2009-07-31)
- 参考文献数
- 5
- 被引用文献数
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3
12品種を用い,植物ホルモン条件を3水準設けて試験した結果,葯からのカルス誘導率および根の分化率は,10-5MNAA+10-5Mカイネチンの場合に最高であった。この植物ホルモン条件下で,カルス誘導率および根の分化率に顕著な品種間差異が認められた。中国種の猫耳はカルス誘導率および根の分化率ともに高かった。ゆたかみどりはカルス誘導率が最高であったが,根は分化しなかった。F1ACC1,C4,べにほまれは,カルス誘導率は高いが,根の分化率が低かった。べにかおりはカルスが形成されなかった。本報のとりまとめに当たり,種々の御指摘をいただいた農林水産省茶業試験場茶樹第1研究室長鳥屋尾忠之博士に感謝致します。