著者
土嶺 章子
出版者
国立研究開発法人国立精神・神経医療研究センター
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2015-04-01

1)健常男性において新奇性追求の一部の項目である浪費のスコアとフリーテストステロンに正の相関が見られた。フリーテストステロンの量が多い男性では衝動性が高い可能が示唆された。2)児童思春期のうつ病患者では血中のアラキドン酸(AA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)、葉酸が低値を示した。しかし脳由来神経栄養因子(BDNF)に差は認められなかった。3)うつ病、躁うつ病、統合失調症の患者では血中オレキシン濃度の低下が認められた。特に躁うつ病では顕著であった。