著者
坂上 岩太 泉 圭輔 坂口 和志 藤井 雅文
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. MW, マイクロ波 (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.104, no.536, pp.7-12, 2004-12-13
被引用文献数
3

90度の奇数培の位相差をもつ2ブランチ、3ブランチ集中定数3dBコダイレクショナル(COD)・ガップラを扱う。均等負荷の集中定数2ブランチCOD・カップラに関しては4通りの構成法が知られている。ここでは分布定数3dBブランチライン・カップラを出発点として、極めて容易にこの4通りの回路を導出する。次に、段数を1段増やした3ブランチCOD・カップラを取り扱う。従来はC7個、L6個よりなる回路、及びこれらの交換回路が知られている。2ブランチの場合と同様の手法により、新しくC9個、L4個の回路を示す。これにより4通りの2ブランチに対応した3ブランチ回路が得られる。また、帯域福の検討も行う。
著者
坂上 岩太
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会総合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.1997, no.1, pp.563-564, 1997-03-06

図1は基板厚が一定のまま使用周波数が上がった状態で, いわば雪だるま的回路構造である。これに対して, 図2は極めて細い伝送路によるラットレース回路である。使用基板厚がmmオーダーからμmオーダーに変化した結果と言える。これは1990年以降の目立った特徴であり, 本稿では特に最近のリング状回路素子に関して回路構成の立場から検証する。