- 著者
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本堂 毅
坂田 泰啓
小林 泰三
- 出版者
- 一般社団法人日本物理学会
- 雑誌
- 日本物理學會誌 (ISSN:00290181)
- 巻号頁・発行日
- vol.63, no.7, pp.537-541, 2008-07-05
本堂は2002年,初等的な理論計算で,日常環境中のマイクロ波被曝レベルが現行の推定に比べ数桁高くなりうることを示し,受動被曝の問題を指摘した.今回,実験と数値シミュレーションでその理論計算を確認し,空間的に局在した強い曝露領域(ホットスポット)が存在することを明らかにした.本稿では,研究の背景と実験結果,数値新算上の課題を記し,環境科学と基礎物理学の関係および物理学の社会的役割について考えてみたい.