著者
橋口 裕樹 熊野 良平 山田 恵一 竹山 成奎 坂田 豊博 大野 栄三郎
出版者
一般社団法人 日本消化器内視鏡学会
雑誌
日本消化器内視鏡学会雑誌 (ISSN:03871207)
巻号頁・発行日
vol.64, no.9, pp.1572-1578, 2022 (Released:2022-09-20)
参考文献数
20

症例は73歳男性.主膵管内の膵石を伴うアルコール性慢性膵炎で定期通院中.自宅にて突然,心窩部痛を認め,改善がみられないため当科を受診した.CT検査でVater乳頭部に10mm大の膵石を認め,同部位を閉塞起点とした総胆管および主膵管の拡張を認め,膵石嵌頓による閉塞性黄疸および急性胆管炎,急性膵炎と診断した.緊急ERCPでは乳白色調の膵石が膵管開口部から露出しており,緊急で内視鏡的膵管口切開術およびバルーンカテーテルを用いた膵石除去術を施行したところ症状改善を得た.
著者
坂田 豊 小田 良雄 安達 信一
雑誌
全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.44, pp.57-58, 1992-02-24

オンラインシステムのインストール作業の1つにシステムの動作条件を定義した制御文ファイルの作成がある.この制御文ファイルの規模は通常のオンラインシステムで数MBとなり、正しく設計するには専門家の持つ知識が不可欠である.専門家の知識とは個々の整品の数千ページにわたる膨大なドキュメントやドキュメントに記載されないような各製品間のノウハウであり、これらを修得するには数年を費やす.一方、専門家が関係しないインストールの場合、1システムの構築作業が5~10人で3~4ケ月に及ぶこともある.ノウハウをドキュメントで管理する方法もあるが、ドキュメントの持つあいまい性のため品質の低下が想定され、またメンテナンスも行われなくなる.上記の問題点の解決をねらい、専門家の持つ知識を体系化し、技術者間で共用できる様にツール化し試作したのが本ツールである.本書は・専門家の知識とは何か・その知識をどの様に体系化(表現)するか・試作ツールの構成および特徴・使用結果と今後の課題の順で書かれている.