著者
城内 文吾
出版者
九州大学
雑誌
若手研究(B)
巻号頁・発行日
2013-04-01

リンパ脂質輸送とリンパ系の炎症状態に及ぼす食品成分の影響を調べ、脂質輸送と炎症反応との関係解析を試みた。その結果、酸化コレステロール摂取がリンパ液中の炎症性サイトカイン濃度を上昇させること、プテロスチルベン摂取がリンパ液中の炎症性サイトカイン濃度を低下させることを見出した。ホスファチジルコリン(PC)摂取も炎症性サイトカイン濃度を低下させ、この低下にはリンパ脂質輸送変動及びCD3-CD4+細胞の減少が関与していることが示唆された。