著者
三谷 友倫 堂園 大雅 後藤 弘輝 迫田 達也
出版者
電気・情報関係学会九州支部連合大会委員会
雑誌
電気関係学会九州支部連合大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, pp.149, 2016

現在、日本の下水道普及率は77.6 %となっており、他の先進国と比べると低い水準となっている。排出される生活排水、産業排水には難分解性有機物が含まれており、一般的な処理では分解が困難である。著者等は、より高効率な処理を目的とした水中プラズマ装置を提案している。本装置は、高い酸化電位をもつオゾン、OHラジカル等を利用することで難分解性有機物の分解を可能とする。 本報では、水中プラズマによって生成される紫外線に処理能力が伴うか検討した結果について述べる。結果として、OHラジカル由来の発光スペクトルは観測されたが、石本装置による紫外線に殺菌効果は殆ど無いことが確認された。