- 著者
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宍戸 悦子
塚原 和枝
藤村 努
森脇 繁
武馬 吉則
川島 眞
芋川 玄爾
- 出版者
- Meeting of Osaka Dermatological Association/Meeting of Keiji Dermatological Association
- 雑誌
- 皮膚の科学 (ISSN:13471813)
- 巻号頁・発行日
- vol.1, no.5, pp.355-362, 2002
角層保水効果および角層柔軟化効果を有する, アミジノ-L-プロリン (ALP) を配合した処方の, 目尻の小じわに対する改善効果を, ALPのみを除いたプラセボと比較した。健常人女性40名の目尻に5%ALP配合処方もしくはプラセボを1日2回, 6週間塗布し, 塗布開始前と6週間後に比較検討を行った。その結果, しわの写真基準判定において, プラセボ処方群では変化が認められないのに対し, ALP配合処方群では有意な小じわの改善が認められた。またALP配合処方群のみ, 皮膚弾力性と角層水分量の有意な上昇が認められた。以上の結果より5%ALP配合処方は, 目尻の小じわの改善作用を有することが明らかとなった。(皮膚の科学, 1: 355-362, 2002)