著者
塩入 とも子 中野 和美 塩原 まゆみ 横山 俊樹
出版者
信州大学医学部附属病院看護部
雑誌
信州大学医学部附属病院看護研究集録 (ISSN:13433059)
巻号頁・発行日
vol.37, no.1, pp.46-49, 2008-03

今回、特発性肺線維症(IPF)の急性増悪をきたした患者に対し、陽・陰圧体外式人工呼吸器(RTX[○!R])が有効であった症例を経験した。本人の主訴として呼吸困難と排痰困難の自覚症状があったが、RTX[○!R]の排痰モードおよびコントロールモードの使用により呼吸筋疲労の軽減や排痰の介助に効果が認められた。また、医師・看護師・理学療法士などがチームとなって積極的に関わることができ、患者の満足感もえられた。