著者
田村 元 塩原 健次郎
出版者
一般社団法人 溶接学会
雑誌
溶接学会誌 (ISSN:00214787)
巻号頁・発行日
vol.17, no.5, pp.182-188, 1948 (Released:2009-06-12)
参考文献数
5

鑄鐵瓦斯熔接の際熔着鐵の地をFerriteを多くし,黒鉛を可及的に多く出るものを得る目的で本研究を行つた・第一報にては(Si+Al)が3,4,5,7%なる場合の試驗を行つた結果(1)(Al+Si)=3.0~4.3%が熔接棒を作製し易い.(2)Al2%以上となると熔接操作が難しくなる.(3)(Al+Si)%が増す程黒鉛が多くなり且つ形状は細く一樣となる.(4)Alを加へると機械加工は母材と同樣で困難ではない.(5)母材との「なじみ」は何れも良好である.なることが判つた.