著者
宮崎 茂 大塩 光夫 平尾 邦雄
出版者
宇宙航空研究開発機構
雑誌
東京大学宇宙航空研究所報告 (ISSN:05638100)
巻号頁・発行日
vol.2, no.3, pp.1040-1064, 1966-09
被引用文献数
1

1964年1月1日から始まって1965年12月31日に至るまての2年間の大陽活動極小期国際観測年には,計11回の電離層荷電位子密度の顛剥が行なわれ,その中には到達高度1000km 上にも及ぶ,3段式のラムダ型ロケットが3機打ち上げられた.電子密度測定には共振探極法およびラングミュア探極法を用い,正イオン密度測定にはイオン・トラップ法および固定電圧のラングミュア探極法を用いた.この論文では測定器の概要と荷電粒子密度の測定詰果および議論を述べてある.