著者
大岸 聖史 境 隆一 笠原 正雄
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. ISEC, 情報セキュリティ (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.414, pp.37-42, 1999-11-08
被引用文献数
10

本報告では楕円曲線上定義されるようなペアリングを用いたID-NIKSを提案する.また,提案方式の安全性の根拠となる拡張楕円離散対数問題を提案する.本報告で提案する鍵共有方式はこの問題及び離散対数問題に基づいたWeilペアリングやTateペアリングなどのペアリングを用いる鍵共有方式である.提案方式は楕円離散対数問題,拡張楕円離散対数問題が解けなければ結託攻撃は困難であると考えられ結託攻撃に対して十分安全であると思われる.