- 著者
-
北川 泰久
大熊 壮尚
徳岡 健太郎
- 出版者
- 一般社団法人 日本内科学会
- 雑誌
- 日本内科学会雑誌 (ISSN:00215384)
- 巻号頁・発行日
- vol.102, no.8, pp.1907-1915, 2013-08-10 (Released:2014-08-10)
- 参考文献数
- 10
頭痛は日常診療の中で,最も多い神経症状である.近年,病態生理の解明と共に,片頭痛に対するトリプタンをはじめ,新しい治療法もいくつか出てきている.日本の頭痛医療は欧米に比べて,慢性頭痛に対する疾患としての重要性,専門的な治療の必要性がまだ十分に理解されていない.ここでは頭痛治療トピックスについて概説した.最近,日本神経学会・日本頭痛学会から発刊された慢性頭痛の診療ガイドライン2013を参照されたい.