著者
大西 千絵 森嶋 輝也
出版者
国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2016-04-01

カウフマンのNKモデルと本研究で策定するモデルの違いは、NKモデルのパラメーターが任意に決定されているのに対し、本モデルのパラメーターは現実の経済活動に基づいて決定される点にある。農業の連携相手/部門について、業種、商品名、単価とその単位、販売数量、期間売上、その商品を作るのに関わった連携相手/部門からプレミアムPiを求めると(論文投稿中につきPiの計算式は非公開)、連携相手の数がnの時,Pi×(n-1)が6次産業化の相乗効果であることを明らかにした。さらに、連携関係がxの時のすべての連携相手のPiから求めた総合利得Gxは、連携関係がxの時の売上額Sxとべき乗の関係であることを明らかにした。