著者
奥山 綏夫 島田 敏雄 亀谷 寿彦
出版者
低温生物工学会
雑誌
凍結及び乾燥研究会会誌 (ISSN:02888297)
巻号頁・発行日
vol.16, pp.95-99, 1970-08-30

われわれは1965年10月から冷凍血液を実際に臨床に使用しており,今年3月までに108症例に総計426単位(1単位=200ml, ACD血に相当)を輸血している.まだ凍結洗浄処理方法が完成されたとは云えないが,臨床上では何らの支障なしに安全に使用し得る段階になっている.ここにわれわれの1970年3月までの輸血成績ならびに最近若干の改良を加えたのでその成績を,また血液の供給源として屍体血に着目し,その凍結保存の可能性を実験的に認めているので合わせて報告する.