著者
安 浩子 稲舩 仁哉 川嶋 一広 矢田 由紀 佐野 文子
出版者
一般社団法人 日本デザイン学会
雑誌
デザイン学研究作品集 (ISSN:13418475)
巻号頁・発行日
vol.23, no.1, pp.1_62-1_67, 2018-03-31 (Released:2018-04-30)
参考文献数
2

新しいメディアやデバイスなどの最新技術と、様々な人のアクセスのしやすさや使いやすさに配慮した「最新のアクセシビリティ」への取り組み事例として、NEC公式サイトのデザインとその検討方法を紹介する。企業のウェブサイトは、生活インフラとなる重要な情報発信を担っており、迅速で確実な情報提供を行うことが求められている。一方、企業が「最新のアクセシビリティ」に対応したデザインを維持する難しさは年々増し、継続的に適切な対応が出来ている企業は少ない。本事例では「最新のアクセシビリティ」に対応する「ウェブサイトのデザイン」と、その状態を維持するための「社員の誰もが対応できるデザインのしくみ」、「持続的に対応するための組織と体制づくり」を整理し解説する。