著者
安元 清俊
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OPE, 光エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.102, no.125, pp.1-5, 2002-06-12

第8回 International Symposium on Microwave and Optical Technology (ISMOT'01)の概要を報告する。本会議は、2001年6月19日〜23日にカナダのモントリオールで開催された。マイクロ波回路・システム、電磁波理論・応用、アンテナ、光技術などに関して25カ国から投稿された135件の論文が採択され、1 Plenary Session、24一般セッション、3特別セッション、及び1ポスターセッションにおいてTechnical presentationが行われた。当研究会でISMOTの会議報告をするのは初めてであるので、まず、ISMOTの沿革を述べ、次にISMOT'01の概要を報告する。最後に、2005年に福岡市で開催することが決まった第10回ISMOT(ISMOT'05)について簡単に紹介する。
著者
クシュタ タラス 安元 清俊
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. OPE, 光エレクトロニクス (ISSN:09135685)
巻号頁・発行日
vol.99, no.544, pp.85-90, 2000-01-19

誘電体スラブの中に埋め込まれた柱状物体の周期的アレイによる電磁波の散乱問題を解析する新しい方法を提案している。この方法は、層状構造の散乱問題に対する漸化的T-マトリックス法と自由空間中に配置された周期的アレイに関する格子和を用いている。その結果、柱状物体の周期的アレイを内部に含んだ誘電体スラブの一般化された散乱パラメータが伝搬波及び消滅波となる空間高調波を考慮に入れて計算される。数値計算例として、誘電体スラブの中に埋め込まれた誘電体円柱アレイ及び磁化フェライト円柱アレイによる反射特性を示し、これらのアレイが自由空間中にある場合の結果と比較している。