著者
安藤 ひとみ 飯塚 久子 光永 俊郎
出版者
近畿大学
雑誌
近畿大学農学部紀要 (ISSN:04538889)
巻号頁・発行日
vol.25, pp.51-54, 1992-03-15

(1)米穀粒中のプロラミン画分の分布は,外層部に多く中心部にゆくにしたがって減少した.しかしその分布には抽出溶媒に,70%エタノールを用いるか,55% η-プロパノールを用いるかで差異があった.(3)米穀粒の層別のプロラミン画分のSDS-PAGEによる泳動像には,外層部と内層部間に差異が認められなかった.(3)用いた5品種の玄米のプロラミン含量は品種間で差異が認められ,特にコシヒカリは他の玄米に比較して,プロラミン含量は約1/2であった.(4)玄米のプロラミン画分のSDS-PAGEによる泳動像に品種間で差異が認められた.