- 著者
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山下 勝
萬木 慶子
木村 紀子
宍戸 沙夜香
吉田 朋央
一色 俊之
竹下 満
- 出版者
- 国立研究開発法人 産業技術総合研究所
- 雑誌
- Synthesiology (ISSN:18826229)
- 巻号頁・発行日
- vol.8, no.2, pp.70-88, 2015 (Released:2015-05-12)
- 参考文献数
- 36
- 被引用文献数
-
2
NEDOプロジェクトにより生み出された開発成果をコア技術として活用した製品やプロセスを「NEDOインサイド製品」と定義し、直近の売上、将来の売上見込等の売上効果、雇用創出効果、CO2削減効果等について分析、試算を行ったところ、直近の売上は4.08兆円/2010年、2011~2020年までの将来の売上見込額は69.1兆円と試算された。また、2011年~20年までの雇用創出効果は、10.9~18.5万人/年、CO2削減効果では、5,300万トン/年程度の削減効果があることが明らかとなった。さらに、2000年以降に開発された部材・部品、加工技術の成果が、最近の家電製品、コンピューター、自動車関連製品の中で数多く利用されていることを体系的に示すと共に、社会的便益が大きい事例としてリサイクルシステムの構築に、NEDOプロジェクトが大きく貢献していることを明らかにした。