著者
国武 正彦 宗村 明次
出版者
日本作物学会
雑誌
日本作物学会北陸支部会報 (ISSN:0388791X)
巻号頁・発行日
no.1, pp.45-47, 1965-03-15

1 本報告は粒厚別米選法を確立するために行ったものである。2 品種の粒厚別重量頻度にはそれぞれ特徴があるが, これは環境条件によりいくらか異なる。しかし粒厚別千粒重および生米となる粒厚の限界は品種別に定まっている。3 本県の品種は, 越路早生など小中粒種は線間隙1.8mm, 千秋楽など大粒種およびもちなど円粒品種は1.9mm, 酒米五百万石は2.0mmで生米と死米を生米のロスもなく米選できる。4 すなわち3枚の取替網付固定平面型米選機により品種別に粒厚別米選が可能になった。