著者
宮木 洋 新津 善弘
雑誌
第78回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2016, no.1, pp.401-402, 2016-03-10

近年,視覚障がい者がスマートフォンを使用しながら歩いている人と接触や衝突する事故が増加しており,事故を未然に防ぐための電子白杖の研究が始まっている. 接触や衝突事故を防止するため,本研究では視覚障がい者側ではなく、ながら歩きをしている人に視覚障がい者を認知してもらうことにより,視覚障がい者の歩行支援につなげることを目的とする. 提案手法では,ながら歩きユーザと視覚障がい者との衝突の緊急度に応じ,ながら歩きユーザに接近の通知を行う.接近の通知においては,視覚障がい者からのBeaconの電波強度を計測し,視覚障がい者とながら歩きユーザ間の距離を算出すると共に,ながら歩きユーザの接近速度を計測する.