著者
宮村 鐡夫
出版者
安全工学会
雑誌
安全工学 (ISSN:05704480)
巻号頁・発行日
vol.36, no.4, pp.253-260, 1997-08-15 (Released:2017-05-31)

製造物責任制度に対する製造業者の対応として必要な製造物責任予防は,製造物責任防御と製品安全 より構成される. 製造物責任防御は,訴訟に備えた危機管理の一っであり開発・製造過程の文書管理と損害賠償に対する履行確保の生産物賠償責任保険が重要である.一方,製品安全は「消費者に安全な商品を供給する」ことであり,製品の故障とユーザーのエラーへの対応である製品信頼性と人間信頼性への配慮が大切に なる.