著者
宮田 成章
出版者
特定非営利活動法人 日本レーザー医学会
雑誌
日本レーザー医学会誌 (ISSN:02886200)
巻号頁・発行日
vol.39, no.2, pp.137-140, 2018-07-15 (Released:2018-10-16)
参考文献数
16
被引用文献数
1

近年,肝斑に対して低出力QスイッチNd:YAGレーザーを用いたトーニング治療がおこなわれている.より発振パルス幅の短いピコ秒レーザーを用いたトーニング治療は,強力な光音響効果の影響などまだ未解明の部分も多いが肝斑に有効な治療法の一つであると考えられる.1,064 nm波長を主として用いるが,美容,rejuvenation目的での532 nm,785 nm波長複合照射は発展する可能性を秘めている.