著者
寺岡 祥子 吉田 佳代 坂梨 京子 田島 朝信
出版者
熊本大学
雑誌
熊本大学医学部保健学科紀要 (ISSN:18807151)
巻号頁・発行日
no.3, pp.67-70, 2007

入院してきた産婦に対して、入院時診察として内診が施行される。この内診により、子宮口の開大度が調べられ、分娩進行状況が評価される。一般的に、分娩所要時間の予測には、子宮口開大度と分娩所要時間との関係を示したフリードマン曲線が用いられるが、ビショップスコアは頸管開大度のみでなく、展退度、児頭位置、頸部硬度、および子宮口位置の評価が可能であるので、これらの指標を用いて分娩所要時間を予測することがより適切のように考えられる。このビショップスコアが分娩所要時間の予測の指標になり得るか否かについて今回検討した。