著者
坂巻 康司 寺本 成彦 森本 淳生 大出 敦
出版者
東北大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2011-04-28

本研究において、近代日本文学におけるフランス象徴主義の影響について私たちは精査した。その結果、日本文学の歴史のなかで、この影響はあまりにも強大であったため、明治から昭和後期に到る100年以上のあいだ決して消滅することがなかった、ということが分かった。この事実は、近代日本におけるフランス文化の位置・状況とその意味を考えようと望むあらゆる者にとって非常に重要である。