著者
川村 誠護 寺田 英雄 庄野 逸
雑誌
第79回全国大会講演論文集
巻号頁・発行日
vol.2017, no.1, pp.117-118, 2017-03-16

西洋音楽において,楽曲表現にはリズム,メロディー,ハーモニーという三つの要素が存在すると考えられている.これらの三要素は作曲者の個性によって表現方法にばらつきがあり,現代では複雑多様化した表現パターンを持つ楽曲が多く存在している. 本研究では,音楽の三要素から得られる表現パターンのばらつきを統計的に取り扱い,学習することができる生成系フレームを構築することで,楽曲の自動生成を試みる.また,このような生成系フレームを構築することによって,音楽状態表現を変数として評価し,鑑賞者の好みによる自動作曲や伴奏などの生成,音楽推奨システムなどに応用可能か検討していく.