著者
下村 直行 寺西 研二
出版者
徳島大学
雑誌
基盤研究(C)
巻号頁・発行日
2010

バイオマス燃料となる微細藻の油性分抽出の効率化のため, パルス電界による微細藻細胞壁の穿孔を試みた。 パルス幅 25-100μ秒のパルス発生装置を開発して印加すると,一部が透明化した個体が確認され,全体が透明になったものも存在した。印加電界を高めると,細胞壁の一部が欠けて見えるものも現れた。これらは細胞壁の穿孔による結果と考えられる。パルス電界による微細藻増殖促進の実験では,一部に増殖が加速されたサンプルも見られたが,さらに実験継続して確認が必要である。