著者
小堀 大智 丸山 勉
出版者
一般社団法人電子情報通信学会
雑誌
電子情報通信学会技術研究報告. AI, 人工知能と知識処理
巻号頁・発行日
vol.112, no.70, pp.1-6, 2012-05-22

画像セグメンテーションは画像処理において重要なステップの1つであり,グラフカットはその効果的な手法である.グラフカットを行うために,最大流計算が広く使われているが,リアルタイムで行うには計算量が非常に多い.そのため,リアルタイムでグラフカットを行うためには,ハードウェアによる最大流計算の高速化が必要である.本報告では,FPGAでの画像セグメンテーションのための最大流計算の実装手法を提案する.本システムでは,FPGA上で高性能を達成するためにpush-relabel法とgap relabelingを用いた.ベンチマークにおいて,20〜30fpsの性能を達成した.