著者
安達 實 室 譲 前川 秀和 小堀 為雄
出版者
Japan Society of Civil Engineers
雑誌
土木史研究 (ISSN:09167293)
巻号頁・発行日
vol.21, pp.279-284, 2001-05-01 (Released:2010-06-15)
参考文献数
11

明治維新後の城下町金沢において、藩政期から架かっていた浅野川大橋と犀川大橋はともに北国街道の重要な橋であった。大正期にそれぞれコンクリートアーチ橋と鋼トラス橋になったが、それまでは木橋であった。明治期のこの木橋について、これまで写真や新聞記事でしかその概要を知ることはできず、木橋構造の詳細を記したものはなかった。今回その資料の一部を見る機会があったので紹介したい。