著者
小林 美香子
出版者
日赤図書室協議会
雑誌
日赤図書館雑誌 = The Journal of the Japanese Red Cross Hospital Libraries (ISSN:1346762X)
巻号頁・発行日
vol.17, no.1, pp.9-14, 2010-10-01

当院では、2006年度より日本赤十字社事業局看護部の方針を受け、看護職キャリア開発ラダーを運用している。当図書室では、看護研究小委員会と協力し、看護職キャリア開発ラダーに連動した研究支援を実施している。看護職個人のキャリア開発を支援する際、病院図書室はアクセスが容易な知の拠点であることから、存在意義は大きい。2010年4月から開始となった新人看護職員卒後臨床研修の努力義務を受け、今後さらなる図書室環境の充実が求められている。
著者
松元 秀次 小林 美香
出版者
公益社団法人 日本リハビリテーション医学会
雑誌
The Japanese Journal of Rehabilitation Medicine (ISSN:18813526)
巻号頁・発行日
vol.55, no.9, pp.751-756, 2018-09-18 (Released:2018-10-29)
参考文献数
16
被引用文献数
4

電気刺激は,治療的電気刺激(TES)と機能的電気刺激(FES)に大きく分類される.神経筋電気刺激(NMES)はTESに含まれ,運動機能障害に対して神経支配筋の筋収縮を目的とした電気刺激を指す.電気刺激装置には,TES・FESの両方のモード設定ができるものがあるため,医療承認機器の名称も含めて十分理解しておく必要がある.中枢神経障害による麻痺や痙縮の改善,末梢神経損傷による神経原性筋萎縮などがNMESの適応であり,いずれにしても運動療法を併用することで治療効果を促進することができる.機器の特徴を知っていれば,下肢機能回復を図る電気刺激療法として,また歩行障害に対する電気刺激療法として装具の代行効果だけでなく,運動機能改善効果が期待できる.