1 0 0 0 OA 培養細胞試験

著者
中野 栄次 堤 雅子 小泉 義夫 朴木 進 奈蔵 利彰 五十嵐 敦子
出版者
Meeting of Osaka Dermatological Association
雑誌
皮膚 (ISSN:00181390)
巻号頁・発行日
vol.26, no.5, pp.1060-1064, 1984 (Released:2010-08-25)
参考文献数
4

グリセリン, プロピレングリコール, 1, 3-ブチレングリコールの細胞障害性をヒト皮膚由来培養細胞株JTC-17を用いて3施設で試験した。その結果, 細胞障害性の順位は1, 3-ブチレングリコール>プロピレングリコール>>グリセリンであった。細胞障害性の要因の1つに浸透圧が考えられるため, 試験液の浸透圧測定を行ったが, その結果からは浸透圧の大きさが多価アルコールの細胞障害性の主たる原因とは推測し得なかった。