著者
小浜 耕己
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.189, pp.106-111, 2009-01

プロジェクトを成功に導くために,プロジェクト・マネージャ(PM)が「目的・目標」にこだわるのは当然のことです。でも…。今回は,目的・目標に徹底的にこだわるPM,西川晃さんのドキュメントを追ってみましょう*1。SCENE1「これが標準的な手順です」 島村恵美は,祈るような気持ちで西川の顔を見守った。西川さん,大事な商談をぶち壊すようなことはしないで。
著者
小浜 耕己
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.180, pp.134-139, 2008-04

多くの組織で,新年度スタートのタイミングです。本連載もリニューアルして,上流から下流まで,開発フェーズ(局面)ごとの計画立案・作業遂行上の注意点を図解しながら見ていきます。みなさんが仕事を進める上でのヒントになればと思います。 さて,第1回のテーマは,最上流の部分,プリセールス,セールスから契約に至るまでの部分です。
著者
小浜 耕己
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.171, pp.158-163, 2007-07

サンプルを見る前に,胸に手を当てて考えてみてください。皆さんは,重要な打ち合わせの前にアジェンダを作っていますか?それを出席メンバーに配布していますか?議事録は当日ないし翌日に発行していますか? 「大事なことだと分かってるんだけど,時間がなくてーー」。 失礼ながら,それは本心ではないはずです。
著者
小浜 耕己
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.188, pp.106-111, 2008-12

プロジェクト・マネージャ(PM)には,強いリーダーシップが求められます。プロジェクトを牽引するPMがリーダーシップを持たないと,チームは迷走し,持てる力が発揮できなくなってしまいます。とは言うものの,リーダーシップのあり方もさまざまです。「強いリーダーシップ」を自負するPM,山中沙織さんのドキュメントを追ってみましょう*1。
著者
小浜 耕己
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.296, pp.66-69, 2017-12

定例の社内進捗会議。一覧表に記載されたリスクを逐一議論し、さらに新しいリスクを管理対象に追加しようとする木下さんに、グループ長の涼子は少しうんざりの様子です。しかし、涼子の依頼で会議に出席した檜山さんの発言をきっかけに、管理対象を絞り込む議論が始まりました。結果はどうなったでしょうか。
著者
小浜 耕己
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.299, pp.56-59, 2018-03

ニッケイ金属から新しいプロジェクトの受注内示を受けての祝杯の席。1軒目の居酒屋を後にして、2軒目のカラオケボックスでようやく檜山さんに悩みを打ち明け始めた木下さん。新プロジェクトのPMに内定したというのに、ユーザー側の体制がこれまでと大きく変わってしまうことをかなり気にしているようです。檜山さんは、木下さんにどうアドバイスしたのでしょうか。木下は、飲み始めたときには自信満々を装っていた。「もう楽勝ですよ。たかが異動シミュレーションくらい。大船に乗った気でいてくださいって」
著者
小浜 耕己 荘司 耕平
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.320, pp.68-73, 2019-12

言い方を変えれば、重要度や優先度を見誤りやすいタスクとも言えます。小野田さんは職場改善アンケートなどどうでもいいと思っているかもしれませんが、組織として見れば、無視できる事項ではないでしょう。総務部にとっては全社的に取り組んでいる重要課題…
著者
小浜 耕己
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.268, pp.56-59, 2015-08

「今度という今度は」 篠塚涼子は、怒気を込めて言った。「檜山さんを見損ないました」 檜山は、驚いた顔で、席の前に立っている篠塚を見上げた。「え、一体何の話?」 篠塚は容赦がない。「とぼけないでください。
著者
小浜 耕己
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.285, pp.68-71, 2017-01

今も、手嶋実業さんを含めて、三つのプロジェクトを切り回している。後輩が活躍してくれるのは嬉しいけれど、涼子としては、一抹の寂しさと、追い越されて行くような不安も感じざるを得ない。 それはともかく、さっきの応対は? かけもちPMの負荷は高い。
著者
小浜 耕己
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.250, pp.62-67, 2014-02

中堅時代Episode 11小浜 耕己 2年先輩の津川の顔つきを見て、檜山はショックを受けた。目が血走っていて視点が定まらない。顔色は青白く、無精ひげの目立つ頬はこけている。髪はぼさぼさで、昨日から着替えていないらしく、ネクタイもシャツもしわくちゃだ。
著者
小浜 耕己
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.298, pp.64-67, 2018-02

木下さんと涼子さんが、ファストフードショップで遅めの昼食を取りながら、ニッケイ金属の人事申請刷新プロジェクトについて話しています。ユーザー受け入れテストで発生した障害について、どう管理していくのかで意見が食い違っているようです。涼子さんからのアドバイスは、木下さんにうまく伝わるでしょうか。
著者
小浜 耕己
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.295, pp.54-57, 2017-11

木下さんがカフェで作業しながら、リニューアルプロジェクトの管理資料を眺めつつ、種類が多い資料を一元管理するよう考えました。しかしそれを見た涼子PMは、まとめ方に問題があると指摘。問題に納得しない木下さんを、どう説得するのでしょうか。
著者
小浜 耕己
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.297, pp.62-65, 2018-01

社内進捗会議が効率良く進むようになってはりきっていた木下さんが、今日は浮かない顔をしています。ニッケイ金属が実施する事業協議会で、新システムの開発に影響する要望が出ることを心配しています。木下さんに悩みを打ち明けられたグループ長の涼子さんは、どんなアドバイスをしたのでしょうか。
著者
小浜 耕己
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.271, pp.60-63, 2015-11

Episode 2小浜 耕己あらすじ事業統合によってユーザー企業の情シス部門からSI企業へと所属が変わったPMの隅本とSEの木下。2人は一緒に昼食を取っています。SI企業の生え抜きの吉山に、自慢のコミュ力でギャフンと言わされた木下が、そのいきさつを隅本に打ち明け…
著者
小浜 耕己
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.264, pp.64-67, 2015-04

隈本は、ビールをごくりと呑(の)みこみながら言った。「まるで居酒屋ですよ」 檜山は面食らった。まるで、などとわざわざつけ加えなくても、ここは紛れもない全国チェーンの居酒屋だ。
著者
小浜 耕己
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.277, pp.84-87, 2016-05

Episode 8小浜 耕己あらすじニッケイIT社生え抜きの津川PMが、またもやニッケイインダストリー社の総務部の嶋森と言い争っています。要員不足を理由に、津川は嶋森が持ち掛けた機能追加の要望を退けているのです。歩み寄ることなく反目し合う2人を見比べている…
著者
小浜 耕己
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.243, pp.78-83, 2013-07

小浜 耕己 今度ばかりは、檜山は上司に対して怒りを覚えた。仁科次長の胸倉(むなぐら)をつかんで締め上げてやれたら、どんなにすっきりするだろう。 今回檜山が担当しているプロジェクトは、ニッケイ物流の新しい社内融資システムで、パッケージを使って…
著者
小浜 耕己
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.226, pp.82-87, 2012-02

システムを開発する際、プロジェクトマネジャー(PM)にとって、開発の要員を自社メンバーでまかなうか、協力会社に担当してもらうかというのは悩ましい問題です。今回は、システム開発を内製する場合と外注する場合それぞれで、2人のPMのやり方を比較してみることにします。内製「全員一丸となって頑張ります」 諸富本部長が田丸由紀夫を自席に呼んで、伝えた。
著者
小浜 耕己
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.240, pp.62-67, 2013-04

亜佐美は硬い声で応じた。妻のむっとした顔つきを見て、檜山は後悔した。非難するつもりはなかったのに、刺々(とげとげ)しい言い方になってしまった。別に亜佐美のせいではない。担当しているプロジェクトが迷走しているせいで、昨夜もカツサンドをかじりながら資料と格闘する羽目になったのだ。 終電に乗ってマンションに帰り着くと、亜佐美は既に床についていた。
著者
小浜 耕己
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.198, pp.102-107, 2009-10

今回のテーマは「遂行管理」です。前回はプロジェクト管理における計画の重要性と広範囲さについてお話ししました。では,計画さえちゃんと立てれば大丈夫かといえば,そんなことはありません。 遂行管理とは,単純化して言えば「QCD」,すなわち品質,コスト,納期をコントロールすることです。計画通りの品質とコストで,計画通りのタイミングで結果を出せるかどうかが勝負。