著者
西村 崇
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.231, pp.42-47, 2012-07

「もうあのSEには仕事を任せられない」。大手SIベンダーのPM(プロジェクトマネジャー)、加藤健文さん(仮名)は、会計パッケージソフトを使ったシステム開発で苦い経験を持つ。 それは加藤さんが、協力会社から派遣されたあるSEに、「売上データの一覧表示画面にダウンロード機能を追加してください」と依頼したときのことだ。SEは「分かりました。
著者
西村 崇
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.220, pp.54-59, 2011-08

「じゃあ帰るよ。頑張ってくれ」。まだ外が明るいある日の夕方6時、システム構築プロジェクトのサブリーダーを務めていたA氏は、この言葉をかけられ唖然とした。現場で指揮を執るプロジェクトマネジャーのM氏がこう言って、30人ほどのメンバーを残し、そそくさと退社したのだ。なにやらプライベートな用事があるとのことだった。
著者
飯田 治行 大前 潤 西村 崇
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.234, pp.41-43, 2012-10

─お二人は、RedmineとTracのどちらもよくご存じだとのことですが、飯田さんはRedmineを、大前さんはTracを選んで現場で使っている。両ツールのユーザー代表として、どんなメリットを感じているのか教えてください。飯田 私はかつてTracを使っていましたが、2008年からRedmineに乗り換えました。Redmineは標準機能が充実しているのがいいですね。
著者
初田 賢司 桑原 恵治 武田 昭
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.282, pp.48-55, 2016-10

ステークホルダーとは、利害関係者のこと。プロジェクトやプログラムを成功に導くために、関係する人や組織を洗い出して期待や影響を分析し、より良い関係を築き上げるのが、ステークホルダーマネジメントである。 図5に示したのは、プログラムにかかわる…
著者
木村 博之
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
pp.68-73, 2012-01

子供向け絵本のジャンルの一つに、「まちがいさがし」があります。一見して同じイラストが左右に並んでいるのですが、左右でいくつか異なる点があります。左のイラストに対して、右のどこが違うのか。子供は左右に目をきょろきょろ動かして、二つのイラストを見比べながら探します。たいていの場合、わずかな違いでも子供は見つけてしまいます。
著者
小浜 耕己
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.189, pp.106-111, 2009-01

プロジェクトを成功に導くために,プロジェクト・マネージャ(PM)が「目的・目標」にこだわるのは当然のことです。でも…。今回は,目的・目標に徹底的にこだわるPM,西川晃さんのドキュメントを追ってみましょう*1。SCENE1「これが標準的な手順です」 島村恵美は,祈るような気持ちで西川の顔を見守った。西川さん,大事な商談をぶち壊すようなことはしないで。
著者
森山 徹
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.306, pp.50-55, 2018-10

デジタル化へのニーズが高まり、ITエンジニアに求められるスキルやノウハウも変わりつつある。実務知識や保有スキルの証明手段の1つであるIT関連の資格も、こうしたトレンドと無縁ではない。日経 xTECH会員へのアンケート調査から、IT資格の浮き沈みを分析。「いる資格」「いらない資格」を探った。
著者
矢口 竜太郎
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.248, pp.50-57, 2013-12

アドバンスト・アプリケーションの服部さんは「世代によって反応に差が出やすい話題がある。それを意識するようにしている」と話す。服部さんは世代ごとの話題の特徴をおおまかに把握して雑談している。 典型的なのが、野球の話題だ。
著者
白井 良
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.261, pp.14-16, 2015-01

米Amazon Web Services(AWS)は2014年11月11日から14日にかけて、年次カンファレンス「AWS re:Invent 2014」を開催。「Amazon RDS for Aurora(オーロラ)」や「AWS Lambda(ラムダ)」をはじめとした12個の新サービス/新機能を発表した。それらの概要を紹介しよう。
著者
小浜 耕己
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.180, pp.134-139, 2008-04

多くの組織で,新年度スタートのタイミングです。本連載もリニューアルして,上流から下流まで,開発フェーズ(局面)ごとの計画立案・作業遂行上の注意点を図解しながら見ていきます。みなさんが仕事を進める上でのヒントになればと思います。 さて,第1回のテーマは,最上流の部分,プリセールス,セールスから契約に至るまでの部分です。
著者
松尾 貴史
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.196, pp.90-95, 2009-08

松尾 貴史サイオステクノロジー ITインフラソリューション部 プロフェッショナルサービスグループ エンジニア,キャンディット 代表取締役 米Googleの「Google App Engine」(以下,GAE)は,Webアプリケーションの開発・実行環境を提供するサービスです。前回はGAEの概要編として,サービスの全体像や開発の流れ,データベース・サービスの概要などを説明しました。
著者
手嶋 透
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
pp.42-47, 2012-01

「プロジェクトや組織の運営において、サブリーダーの重要性が高まっている」。サイオステクノロジーの光田宣行氏(国内営業戦略ユニット SIOS Apps統括 兼 SIビジネス統括 兼 クラウドソリューション部 部長)はこう指摘する。プロジェクトのリーダーを務める光田氏は、複数のプロジェクトを掛け持ったり、別の業務を兼務したりして、現場不在になりがち。
著者
西村 崇
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.218, pp.42-47, 2011-06

「今年の夏はあの状況がずっと続くのだろうか」。カブドットコム証券で自社システムの開発に携わる谷口有近さん(社長付 IT戦略担当)は、憂鬱になっている。 あの状況とは、谷口さんが昨夏オフィスで経験した厳しい暑さのこと。開発作業を進めるため、谷口さんをはじめとするシステム部門のメンバーは、土日に出社する必要があった。
著者
杉本 一裕
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.273, pp.62-67, 2016-01

(4)過大な要求:過度なプログラム製造を命令するなど、遂行不可能な業務の強制。不可能なプログラム製造の納期を押し付けたり、全く経験やスキルのない仕事を指導なしに押し付けたりする(図3)。(5)過小な要求:業務上の合理的理由なしにレベルの低い仕事…
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.168, pp.20-22, 2007-04

改善活動は,決して「時間外の余計な仕事」ではない。環境変化に対応していくには,仕事を日々改善し続ける必要がある。改善の進め方やムダ取りの方法,改善意欲の高め方を身に付けたい。 「この半期で残業時間を3分の1にせよ」——。あなたが,会社の上司からこんな指示を受けたらどう思うだろうか。「だったら仕事量を減らしてくれ」「とてもじゃないが半年ではムリ」。
著者
林 浩一
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.242, pp.78-83, 2013-06

「手作業によるミスによって誤発注をしてしまう可能性がある」。これが前回説明したストーリーの一つです。このストーリーは事象の連鎖が起きるという説明を付けるもので、「仮論」に基づく根拠付けです。
著者
小浜 耕己
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.171, pp.158-163, 2007-07

サンプルを見る前に,胸に手を当てて考えてみてください。皆さんは,重要な打ち合わせの前にアジェンダを作っていますか?それを出席メンバーに配布していますか?議事録は当日ないし翌日に発行していますか? 「大事なことだと分かってるんだけど,時間がなくてーー」。 失礼ながら,それは本心ではないはずです。
著者
中山 秀夫
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.214, pp.46-51, 2011-02

富士通で自治体向けのシステム開発案件のプロジェクトマネジャーを務める齋藤泰彦さん(自治体ソリューション事業本部 第2ビジネス部)は1年前まで、眠れないことに悩んでいた。仕事柄、多忙な時期は1日に3〜4時間しか睡眠時間を確保できない。さらに問題なのは、寝付けないことだ。「布団に入ると、プロジェクトの課題が頭に浮かぶ。
著者
小浜 耕己
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.188, pp.106-111, 2008-12

プロジェクト・マネージャ(PM)には,強いリーダーシップが求められます。プロジェクトを牽引するPMがリーダーシップを持たないと,チームは迷走し,持てる力が発揮できなくなってしまいます。とは言うものの,リーダーシップのあり方もさまざまです。「強いリーダーシップ」を自負するPM,山中沙織さんのドキュメントを追ってみましょう*1。
著者
室伏 順子
出版者
日経BP社
雑誌
日経systems (ISSN:18811620)
巻号頁・発行日
no.176, pp.138-141, 2007-12

仕様変更の多発や人員不足,土壇場でのトラブルなど,プロジェクトは様々な理由で"炎上"する。今回は,そんな危機的状況にあるプロジェクトをかじ取りするリーダーの心構えと,崩壊寸前のチームをよみがえらせるための最新マネジメント手法を紹介する。室伏 順子 ソフィアヒューマンキャピタル 代表取締役社長 「順子さん,助けてください!」。