著者
小澤 章子
出版者
日本臨床麻酔学会
雑誌
日本臨床麻酔学会誌 (ISSN:02854945)
巻号頁・発行日
vol.34, no.3, pp.439-445, 2014 (Released:2014-06-17)
参考文献数
21

ASA困難気道ガイドライン2013では,挿管困難は直接声門視認型喉頭鏡(通常のMacintosh型喉頭鏡)で複数回,喉頭展開や気管挿管を行ってもできない場合で,その定義は相対的なものである.直接声門視認型喉頭鏡で声門を直視するには口腔,咽頭,喉頭の軸のアライメント調整が必要となり,頭頚部の解剖が大きく影響する.Cormack分類は喉頭の見え方を定量化している.自分と医療チームのレベルアップのために,気道管理トレーニングは必須である.