- 著者
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小牧 瞳
郡司 日奈乃
- 出版者
- 一般社団法人 日本教育工学会
- 雑誌
- 日本教育工学会研究報告集 (ISSN:24363286)
- 巻号頁・発行日
- vol.2023, no.2, pp.182-189, 2023-07-21 (Released:2023-07-21)
OECDが2019年に提唱して以降注目の集まる"agency"概念は日本の教育にも影響を与える可能性が高い.本発表では,学習者が問題解決者となる場合に,次の5つの立場が示されることによって,学習者のagencyを発揮した授業デザインが可能になるという仮説を検証する.5つの立場とは,①問題が生じて困っているもの,②問題に関する情報を調べるもの,③問題について詳しいもの,④問題について詳しいものと学習者を繋ぐもの,⑤その他のステークホルダーである.